これからランニングを始める人にとって「どんなシューズを買ったらいいんだろう」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
メーカーはたくさんあるし、シューズの種類のたくさんあるし、その中から自分に合っている靴を選ぶなんて難しいよ!!
シューズの選択を間違えるとケガの原因になりますし、ケガをするともう走りたくない!という気持ちになり、せっかく買ったシューズは箱の中に・・・。
なんとなくでシューズを買うことは止めて、自分の足を守ってくれるものですからきちんと選びましょう!
ここではまず初心者だけではなく、上級者も意識していないかもしれないシューズ選びのポイントを解説します。
自分の足の正確なサイズはわかりますか?いつもはいている靴がこのサイズだからランニングシューズもこのサイズでいいな・・・。ダメです!
カーボンシューズが流行っているからとりあえずこの中から選ぶか・・・。ダメです!
どうしてダメか。解説していきたいと思います。
1.シューズ選びのポイント
1-1.サイズ
まずはサイズについてですが、自分の足の「正確な」サイズはわかりますか?
スポーツショップのシューズ売り場には足型測定の機械が置いてあり、自分の正確なサイズが測定できるので、一度やってみましょう!
では自分の足に合っていないシューズをはいて走るとどうなるか・・・。
どんなに機能に優れたシューズでも、シューズに足のサイズが合っていないと(小さすぎても、大きすぎても)疲れやすかったり、足にトラブル(マメや靴擦れ)が起こる原因になります。
サイズ選びのポイントは、
- 足先に1センチほど余裕がある
- 足の甲とかかとがしっかりとフィットしていること
足先に余裕を持たせることはみなさんもわかると思いますが、フィットしていることについてはどうでしょうか?
しっかりフィットしていないとシューズの中で足がブレてしまうためこれも足のトラブルの原因になります。
このブレの原因となるのが足囲(ワイズ)、つまり足の幅です。
足囲とは、親指根元の骨が出っ張ったところと、小指根元の骨が出っ張ったところを結んで1周させた長さのことです。
ミズノの足のサイズの測定方法を紹介するので、参考にしてください。https://jpn.mizuno.com/mizuno_magazine/howto/20210910
自宅で足のサイズ(足長・足囲)の測定をしてみよう!~おとな編~ ミズノ㈱
自分に合ったシューズを選んでケガなく走れるようになりましょう!!
1-2.クッション性
初心者の方は走り始めの時期にいろんなところが痛くなります。
私が高校生の時はいわゆる「薄底」が主流(この言葉すらなかった)で、高校から陸上を始めた私は慣れるまで膝や腰などいろんなところが痛くなりました。
今となっては厚底が主流ですが、ランニング初心者の方も厚底という言葉は聞いたことがあると思います。
厚底=かかとの部分が厚くてクッション性がある=疲れにくく、ケガをしにくい
マラソンやトラックの世界記録や日本記録が更新されているのはシューズの進化(厚底化による疲労の軽減、カーボンの採用)が大きく貢献しているとさえ言われています。
まだ走ることに慣れていない初心者の方はケガをしないようにできるだけ厚底でクッション性の高いシューズを選ぶようにしましょう!
1-3.価格
いざ意気込んでランニングシューズを買おう!と思ってお店に行ってシューズを見ると・・・高い。
ランニングシューズの価格はシューズの高機能化に伴ってものによっては2万円以上するものもあります。
初めて買うシューズに2万円は・・・。安心してください!今回は初心者向けで比較的安い、1万円前後の価格のシューズを紹介します。
最新モデルは以前のモデルをブラッシュアップしたものですので当然値段は高いですが、初心者ランナーの方については、まずは以前の比較的安いモデルのものを買って試すことをおススメします!
いきなり2万円以上するシューズを初心者の方が使うことは明らかにオーバースペックです。
高いシューズはカーボンが入っていて、カーボン入りのシューズは私の感覚では「靴に走らされている」感覚があります。
筋力が十分にあれば使いこなせるかもしれませんが、早稲田大学の駅伝部がケガのリスクがあるため普段の練習では使用を禁止するほどですので、初心者の方が手を出すことはリスクしかないので、自分のレベルが上がったら履いてみましょう!
安いからダメということはなく、安くて機能的なシューズはたくさんあるので、ぜひ自分に合ったシューズを選んでケガなくランニングを楽しみましょう!
次からメーカー別に安くて機能性の高いシューズを紹介していきます。
今回は日本のメーカーである「アシックス」、「ミズノ」、そして厚底の先駆者である「ナイキ」のシューズを紹介していきます!!
2.価格が安くて機能性の高いおすすめシューズ
2-1.アシックス
EVORIDE3
まず紹介したいのが『アシックス』のランニングシューズです!
アシックスは日本発・世界トップクラスのスポーツメーカーで知らない人はまずいないでしょう。
そのため、アシックスのシューズは「日本人に合うように」作られています。
私自身も陸上部に入って最初に買ったのはアシックスのシューズでした。
今こそ後に紹介するナイキのシューズを愛用していますが、それまではずっとアシックスのシューズを履いていました。
そんなアシックスのランニングシューズの中でもバランスが良く人気なのが『EVORIDE』。安定感・クッション性・耐久性が備わっており、機能的に非常にバランスが良く、デイリートレーナーとしておすすめのコスパシューズです。
価格は7,000円程度で、ファーストシューズとして試す価値ありです!!
GT2000 10
次に紹介するのがGT2000。
足にかかる負担を軽減するための機能を搭載しており、先ほど紹介したEVORIDEと並び、初心者ランナーの最初の一足として多くのランナーから愛用されてきました。
GT-2000は安定感の高さが好評です。かかと部分がEVORAIDEと比べると薄くなっており、その分軽量化されているためランニング初心者やマラソン完走を目指すランナーへオススメの一足です!
値段は9,000円程度でEVORIDEよりは値段が高めになっていますが、安定感がある分この値段は納得できると思います。
2-2.ミズノ
ウェーブライダー25
次に紹介したいのが『ミズノ』のランニングシューズです!
ミズノもアシックス同様日本を代表する世界トップクラスのスポーツメーカーで、国内2大メーカーとして知られています。
そのミズノのランニングシューズでまず紹介したいのが、ミズノを代表するシリーズの『ウエーブライダー』です。
クッション性、反発力、安定感の3つを兼ね備え、長い距離を走っても最後までペースを落とすことなく走り切れるランニングシューズです。
ミズノのシューズの特徴として、同シリーズの24までは一部に反発力を高める『MIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)』がソール全面に採用され、より柔軟性と反発性が向上しました。
値段は8,000円台で、このシューズもファーストシューズとしておススメの1足です!!
ウェーブリボルト2
ミズノのシューズで次に紹介したいのが、『ウェーブリボルト2』です。
このシューズもミズノの独自素材『MIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)』がシューズ全面に搭載されていて、反発性とクッション性が高く感じられます。
フィット感、かかと部分のサポート性も高く幅広いランナーにおすすめです。
値段は7,000円前後で機能の割に非常にリーズナブルなシューズです。
2-3.ナイキ
エアズームペガサス38
厚底シューズの先駆者でもある『ナイキ』。
15年ぐらい前は私自身正直ナイキにランニングシューズがあること自体知りませんでした。
そんな自分が今はナイキのシューズしか履いていないのは不思議な感じでもあり、それだけナイキのシューズが自分には合っているということだと思います。
そのナイキのシューズでまず紹介したいのが、『エアズームペガサス』です!
どんな方にでもおすすめしたいナイキの定番ランニングシューズが『エア ズーム ペガサス 39』。
初心者の方でも安心して使用できる安定感もあり、ビギナーの方の普段のジョギング用としてもバッチリ使えます。
実は私の普段のジョギングシューズがこのシューズなんです!
クッションがありつつも安定性が確保され、気持ちよい走り心地が得られるランニングシューズで、しかもナイキのシューズはデザイン性もかっこいいんです!!
値段は8,000円台から購入できます。
続いて紹介するのは『エアズームストラクチャー24』。
ストラクチャーシリーズはナイキのなかではペガサスシリーズに次ぐロングセラーで、多くのランナーから愛されてきたランニングシューズです。
かかと周りのサポートが特徴でしっかりと足をサポートしてくれる機能性を備えたシューズです!
値段は10,000円前後でほかのシューズに比べると値段は高めですが、マラソンでサブ4を目指しているランナー向けのシューズになります。
少し上のレベルを目指したい!と思う方にはおススメのシューズです!
同じレベルを目指すシューズでは比較的お買い得なシューズと言えますので、ブランク空けで走り直しのシューズには最適であると思います!!
3.まとめ
何となくでシューズを買ってはいけない理由を書きましたが、いかがだったでしょうか?
初心者の方向けのシューズとしては、安定性、クッション性がどのシューズにも備わっており、値段が高いものはオーバースペックになるため必要ありません。
シューズ選びは非常に大切で、自分に合っていないことを気づかずに、ごまかして履いている人も少なくないと思います。
シューズ選びに関しても、今回紹介させていただいた靴は全てカーボンは入っていませんが、その分足への負担は少なく、長い時間走れる仕様になっています。
まずはスポーツ店に行って自分の正確な足のサイズ、足幅を測定してもらいましょう!
自分の足のサイズがわかったら次は試し履きです。
同じサイズでもアシックスとミズノは日本メーカーでナイキは海外メーカーなので若干違っていたりします。
面倒でも、定員さんのプレッシャーがあっても必ず試し履きをしましょう!
自分に合ったシューズが選べれば後は走るだけです!!頑張りましょう!!
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