最近ランニングをしていて、「なんか調子が悪いなー。」とか「同じペースなのにすぐ苦しくなるなー。」と感じている人はいませんか?
その原因、「貧血」かもしれません。
貧血って言葉は聞いたことあるけど、あんまりよくわからないんだよね
後で詳しく説明しますが、貧血とは簡単に言うと体の中のヘモグロビンが不足し、体中に酸素が行き渡らない状態を指します。
特にスポーツをする人が罹る貧血を「スポーツ性貧血」と言います。
私自身も高校生の時に1度貧血になって全然走れなくなり、かなりきつい思いをしました。
1度経験するともう2度と経験したくないよね
当時は貧血という言葉は聞いたことがあるけど、具体的な症状は分からず、自分が走れなくなった理由が分かりませんでした。
今回は貧血の原因と症状、予防について書いていきたいと思います。
1.貧血の原因と予防
1-1.貧血の原因
先にも書きましたが、貧血とは体の中のヘモグロビンが減少して体中に酸素が行き渡らなくなる状態を言います。
貧血になる主な原因としては「鉄分不足」の状態になり、その状態に罹る貧血を「鉄欠乏性貧血」と言います。
鉄欠乏性貧血とは、読んで字のごとく体の中の「鉄分」が足りなくなってしまい起こる貧血のことを言います。
字から大体のイメージはできるね!
この鉄分が足りなくなる原因は、
・運動による発汗
・栄養不足
運動による発汗については、運動をすると体内の鉄分が汗と一緒に体外に流れ出てしまいます。
マラソンやランニングのように長時間行う運動はそれに伴って汗の量も多くなり、鉄分の流出も多くなります。
どんなスポーツに限らず汗をたくさんかくと貧血になりやすいんだね!
栄養不足についてもそのままの意味で、鉄分が含まれる食材を食べないことで引き起こされます。
1-2.貧血の予防~食事~
みなさんは普段鉄分の多い食材を意識して食べていますか?
鉄分の多い食材は、
・レバー、牛肉
・カツオ、マグロなどの赤身の魚
・ほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜
レバーってあんまり得意じゃないんだよね・・・。
レバーは苦手な人が多いかもしれませんが、ほかの食材でも賄えるので、赤身の魚や緑黄色野菜を積極的に摂るようにしましょう!
ただ、鉄は体内に吸収されにくい栄養素です。
吸収されにくいならたくさん食べないとじゃん!
その吸収されにくい鉄の吸収を助けるのがビタミンCとクエン酸です。
ビタミンCは熱に弱いため、貧血予防のために鉄分の多い食材を食べた後に生で食べられる果物を食べるようにするといいでしょう。
レバーのから揚げにレモン汁をかけて食べると最高ですね!!
逆に吸収を邪魔するものはどんなのがあるの?
鉄の吸収を妨げてしまうものは「タンニン」です。
タンニンはお茶やコーヒーに含まれており、貧血を予防することが目的であるならばこれらの飲み物は食事中にとるのは控えましょう!
1-3.おススメのサプリメントと注意点
食事でとることがどうしても難しいという場合はサプルメントを摂取することもおススメです!
私が大学時代に監督から摂取するように言われていたのが「マスチゲン」です。
錠剤の中に鉄のほかビタミンCも含まれているため、1錠で必要な分の鉄分が補えます!
監督がどうしてこのサプリメントを進めてきたのかはわかりませんが、このサプリメントのおかげで大学1年目の慣れない大学生活で栄養不足から貧血になることはありませんでした。
貧血を予防しなければならないからといってたくさんとればいいということではありません。
過剰摂取をすると以下のような症状が出ます。
・便が固くなり、便秘になる
・吐き気、嘔吐
・内臓(肝臓、心臓など)疾患
不安な方は医師に相談して必ず容量に注意して摂取するようにしましょう!
1日の上限量は男性50mg、女性40mgを目安にし、摂りすぎには注意して下さい。
2.貧血になるとどれぐらいタイムが落ちるのか
では実際に貧血になった場合、どれぐらいタイムが落ちるのか、インターバル走を例に私が貧血になった時、改善した時にやっていた練習は以下になります。
〇貧血時
・1000m×6(3分20秒前後)
〇改善時
・1000m×10(3分前後)
タイムも本数もすごく伸びてるね!
1000mのインターバル走を例に出しましたが、貧血時には6本が限界だったのが、改善した結果本数もタイムもかなり伸びました。
心肺機能を追い込むインターバル走でここまで差が出るのは、いかに貧血がタイムに影響があるか分かるかと思います。
改善してからは重かった体、きつかった呼吸がかなり楽になりました!
この時はサプリメントではなく病院(内科)に行って血液検査をして貧血と診断されてから薬を出してもらい、改善しました。
3.まとめ 貧血の原因と予防方法
以上貧血の原因、予防方法を紹介しました。
貧血はマラソンランナーにとって非常に厄介な病気であり、なった場合は全く走れなくなります。
しかし、改善した時は嘘のように体が軽くなり、以前の自分が思い出せないぐらい調子が上がります。
予防としては、
・鉄分の多い食材を食べる
・ビタミンC、クエン酸と一緒に食べる
・食事中にタンニンを含んだ食材を一緒に食べない
・不足分はサプリメントで補う
サプリメントをとるときは注意が必要なんだよね!
サプリメントはあくまでも不足分を補うことが目的ですので、容量を守って過剰摂取にならないように注意しましょう!
また、摂取することに不安のある人は必ず医師、薬剤師に相談するようにしてください。
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